1/6スケールにモデル化されてここにまた名機復活
本物のエンジンを分解した部品をスキャニングしたデータを元にモデル化する日下エンジニアリングのエンジンモデル事業部。これまでに日産のVR38DETTやRB26DETT、マツダのR26Bなど、数々の名機をモデル化してきたこのエンジン事業部が、新たにモデル化に挑戦したのが「1LR-GUE」だ。
この「1LR-GUE」エンジンは、トヨタ初のスーパーカーであるレクサスLFAに搭載される4.8リッターV10エンジンであり、最高出力は560馬力(ニュルブルクリンクパッケージは570馬力)、最大トルクは48.9kg-mを発する。グループCカーやF1エンジンが搭載していたレーシングユニットの魂を受け継ぐこのV10エンジンは、電子デバイスや制御システムなどのソフトウェアをトヨタ自動車が開発。製造はヤマハ発動機が担当し、熟練のエンジニアがひとりで1基の組み立てをしていた、まさに当時の技術の粋を集めて開発された至高の存在だ。
日下エンジニアリング・エンジンモデル事業部では、そんな至高のエンジンをモデル化するにあたり、トヨタ&ヤマハの全面協力の下に「1LR-GUE」を借り受け、ベテランメカニックの手で丁寧に分解を行ったうえで部品をスキャニングして3Dデータを作成して1/6スケール化。各部品の素材もレジンだけでなく、さまざまな素材を適材適所に採用することで各部の再現性を高め、「1LR-GUE」エンジンと同じく1機1機を専任スタッフが完全ハンドメイドで組み上げて完成させた、まさに究極のエンジンモデルとなっている。
商品の詳細は以下の通り。
エンジンモデル LEXUS LFA「1LR-GUE」 ●価格:7万7000円(税込) ●予約開始時期:2021年7月〜 ●お届け時期:2021年9月末より順次(予定) ●トヨタ自動車ライセンス商品 ●本体材質:レジン樹脂、アクリル、真鍮、ホワイトメタル ●台座&アクリルケース:幅260mm×奥行き170mm×ケース高170mm ●付属品:ウォールナット高級台座(表面:カーボン調シート貼り)、日本製高級アクリルケース
トヨタとヤマハのエンジニアが魂を込めて完成させたレーシング直系ユニット。その熱い思いも込めて製品化されたエンジンモデル「1LR-GUE」。ぜひコレクションに加えてみてはいかがだろうか。