やっぱり人を惹きつけるのは欧州車だった!?
3)フォルクスワーゲン・アルテオン
3台目は、フォルクスワーゲンの質実剛健なイメージをちょっと裏切るチョイ悪な雰囲気をただよわせて、「普段マジメな娘の意外な姿を見ちゃった」的なドキドキで色気を放っているのが、アルテオン。これはボディカラーがブラックだとなお、色気がアップします。
フォルクスワーゲンのフラッグシップモデルだけあって、堂々たるボディサイズでデザインも4ドアクーペスタイルなので、色気の要素は確かに揃っているのですが、どこか知的さを感じさせるところもより色気を引き立てているのかもしれません。ゴルフをはじめ、優等生なイメージが強いモデルが多いなかで、アルテオンは内装色を3タイプ用意するなど、ちょっと遊び心があるようなところも魅力的ですね。
ブラックのアルテオンは、フロントグリルなどのメッキ装飾がとても引き立って、黒いドレスを纏った美女のような、タキシードを着たイケメンのような、独特の色気を放っています。
4)アルファロメオ・ジュリア
4台目は、昔から男女問わず「色気を感じるクルマ」として一目置かれているアルファ・ロメオから、最新セダンのジュリアです。古くは1950~1960年代のスパイダーと呼ばれるオープンモデルなど、多くの色気あるクルマを世に送り出してきたイタリアの自動車メーカー。
新車に乗り込むとゾクゾクするような独特の香りがするのが特徴で、「製造時に特別な香水を仕込んでいるらしい」なんていう都市伝説が生まれたほどでした。その真偽についてメーカーは明らかにはしていませんが、もちろん、最新のジュリアでもその香りは健在。真紅のボディカラーのイメージも強く、その赤も日本人が塗るような落ち着いた赤というよりは、大胆で鮮やかなラテン系のハッと目を引くような赤。よく男性は女性の真紅の口紅に色気を感じると言いますが、まさにアルファ・ロメオは全身でそのオーラを放っているようです。
また、以前は「音」や「加速フィール」でも色気を感じさせてくれたのがアルファ・ロメオ。とくに「ツインスパーク」と呼ばれたエンジンのそれは、乗る人をたまらなく痺れさせてくれたのでした。さまざまな規制によって少し薄れてしまいましたが、今でも「クアドリフォリオ」に乗るとその片鱗を感じ取ることができると思います。
5)アストンマーティン・ヴァンテージ
最後に5台目は、まさに冷静で知的な美女のような色気をまとうピュアスポーツモデル、アストンマーティン・ヴァンテージ。ボンドカーとして有名なアストンマーティンですが、このヴァンテージはそのなかでも小さめのサイズで、そこに4リッターV8エンジンを納めている2シーターのモデルです。
510馬力/685N・mという強大なパワーを誇りますが、外観からはそんなことは露とも悟られないような、さりげない佇まい。メリハリボディを持ちつつ、ほかのスーパーカーのようにあからさまな見せつけ感がなく、派手さもなく、どこまでも落ち着いた雰囲気なのが逆に、走り出した時の豹変ぶりを思わせて色気を感じさせるのではないでしょうか。
というわけで、筋金入りの色気を誇るモデルたちをご紹介しましたが、皆さんはどの色気がお好みでしたか。自分には色気が足りないなぁと思っていたら、こうしたクルマを手に入れてみると、自然とその色気が乗り移ってくれるかもしれないですね。色気を感じるポイントは人それぞれで、まだまだほかにもたくさん、そんなクルマがあると思いますので、ぜひ探してみてくださいね。