信号の手前にもうひとつ信号! 種類もさまざまな「予告信号」の意味とは

本信号を遠方から視認しづらい場合に設置される

 信号機のある交差点の少し手前に、「予告信号」もしくは「補助信号」と看板がついた信号機が設置されている場所がある。

 これらの「予告信号」は、「この先に信号機が設置されている」ということを知らせる信号機で、交差点の手前がカーブや坂道だったり、大きな建物の陰に隠れて、本信号を遠方から視認しづらい場合、ドライバーに信号機の存在を知らせる役割を担っている。

 法令として何か設置基準があるわけではなく、地元の公安委員会が、「あったほうがいい」と判断した箇所に設置することになっている。

 そのため「予告信号」は都道府県によって形態もバラバラで、シンプルな1灯式の黄色の点滅だったり、黄色の二灯式で、左右(上下)が交互に点灯するタイプもある。

 また三灯式だと、前方の本信号と連動し、青、黄色、赤が同じように点くものもあれば、本信号が青の時は、真ん中の青灯が点灯し、赤の時は両脇(上下)の黄灯が交互に点滅するのもあるし、本信号と連携せずに、黄色灯が点滅しているだけの仕様もある。

 本信号と連動している場合、「予告信号」が赤でもその場で停止する必要はない(当然、停止線も引かれていない)。

「予告信号」には補助看板で「予告信号」「補助信号」などと書かれているので、それを見落とさないようにしよう。


藤田竜太 FUJITA RYUTA

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