腕1本で勝負の「超簡素」っぷり! このご時世に「先進装備」が備わらない「アナログ国産車」3台 (2/2ページ)

2)ダイハツ ハイゼットトラック

働くクルマとしてだけではなく、最近では趣味の相棒としてもカスタムのベースとしても人気を集めている軽トラック。エンジンをフロントミッドシップに搭載した後輪駆動(と後輪駆動ベースの4WD)で2シーターということもあって、農道のスポーツカーとも言われ、意外にも走らせても楽しいクルマだ。

そんな軽トラックの代表格であるハイゼットトラックは、昨年60周年を迎えた長寿モデルであるが、そのもっともベーシックなモデルが「スタンダード “エアコン・パワステレス”」である。

これはグレード名からもわかるとおりエアコンとパワステが備わらないグレードで、当然ながらパワーウインドウも備わらない。もちろん先進安全装備も設定されておらず、ABSは装備されるがVSC&TRCもオプション設定という潔さとなっている。

3)トヨタ GR86/スバル BRZ

今年の夏から秋にかけて新型の登場がアナウンスされているGR86/BRZ。新型はよりスタイリッシュになったエクステリアや、2.4リッター化で向上した動力性能、そして変わらぬFRレイアウトで発売が待ち遠しい1台と言える。

そんなまだ発売すらされていないほどの最新車両のどこがローテクなのか、と思われるかもしれないが、すでに発表されているとおり、先進の運転支援システムであるアイサイトはAT車にしか設定されない。つまりMT車は先進装備が非装着となるのである。

じつは衝突被害軽減ブレーキは2021年11月以降に発売される新型車に装着が義務付けられており、今年の秋に発売が予定されているGR86はその規制が適用になるギリギリ前に登場するのだ(BRZは夏登場予定)。

そのため、新型GR86は衝突被害軽減ブレーキが義務化される前の最後の新型車となる可能性が濃厚というワケ。とはいえ、業界をリードするトヨタがこのまま衝突被害軽減ブレーキを設定せずにGR86のモデルライフを進めていくとも思えないので、初期型のみが衝突被害軽減ブレーキが備わらないモデルとなるかもしれない。


小鮒康一 KOBUNA KOICHI

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愛車
日産リーフ(2代目)/ユーノス ロードスター/マツダ・ロードスター(2代目) /ホンダS660/ホンダ・オデッセイ(初代)/ 日産パルサー(初代)
趣味
長距離ドライブ
好きな有名人
ザ・リーサルウェポンズ

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