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元祖ハチロクだけの「心臓」じゃなかった! 名機「4A-G」を縦置き搭載した「脇役FR車」3選 (2/2ページ)

元祖ハチロクだけの「心臓」じゃなかった! 名機「4A-G」を縦置き搭載した「脇役FR車」3選

4A-Gはトヨタの顔と言っても過言じゃなかった!?

トヨタ「4A-G」エンジンといえば、AE86(カローラ・レビン/スプリンター・トレノ)の心臓部。おそらく日本でもっとも型式が知られているエンジンではないだろうか。初期はツインカム16バルブ、レビン/トレノがAE101系にフルモデルチェンジした際に20バルブが登場したなんてことも知られていることだろう。

また、AE86と同時期に発売されたミッドシップ2シーター「MR2」の後期型ではスーパーチャージャー仕様の4A-Gも登場している。とはいえ、レビン/トレノについてもAE92からはFFとなっているし、MR2も横置きミッドシップであって、縦置きに4A-Gエンジンを搭載したのはAE86だけというイメージが強いかもしれない。しかし、じつはAE86のデビューと同じ1983年生まれのトヨタ車には4A-Gを縦置きに搭載したFRモデルが存在していた。

1)3代目セリカ

たとえば1980年代、トヨタのモータースポーツ活動において中心的な存在だった3代目セリカ。ポップアップ式ヘッドライトとスクエアなボディが印象的なスポーツクーペには、4A-Gが搭載されていた。とはいえ、セリカの中心的エンジンは2リッターDOHCや1.8リッターDOHCターボであって、4A-Gは後期型のエントリーグレードに搭載されていたのみ。

けっして華やかなエンジンではなく、セリカにおいては脇役的パワーユニットだった。ただしグレード名は「1600GT-R」と勇ましいものだった。

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