経験とノウハウを投入したOPEN COUNTRY M/T-Rを供給
毎年1月に開催されているダカールラリーは、砂漠や荒地などの道なき道8000kmを2週間で駆け抜ける、クルマにもドライバーにとっても過酷なモータースポーツとして有名だ。そんなダカールラリーに、TOYO TIREはタイヤの供給という形でサポートすることを発表した。
TOYO TIREがタイヤを供給するのは、トヨタ車体が運営するラリーチーム「チームランドクルーザー・トヨタオートボデー」の車両「トヨタ・ランドクルーザー」。ピックアップトラック/SUV用オフロードタイヤ「OPEN COUNTRY M/T-R」で「ダカールラリー2022」「ダカールラリー2023」への挑戦をサポートする。
ダカールラリーとは、1979年から開催されているクロスカントリーラリー(オフロード耐久ラリー)競技で、当初はパリ(フランス)をスタートしてアフリカ大陸サハラ砂漠を縦断、ゴールのダカール(セネガル)をめざしたことから、パリ・ダカールラリー(通称パリダカ)の名称で長く親しまれてきた。現在は、その舞台を中東サウジアラビアへと移している。
チームランドクルーザー・トヨタオートボデーは、トヨタグループのトヨタ車体がダカールラリーへ参戦する目的で編成した本格的ラリーチームで、ダカールラリーには、前身となるトヨタ・チームアラコの活動を引き継いで2005年からエントリー。2021年1月のダカールラリー2021において、市販車部門8連覇を達成している。
TOYO TIREはこれまでも、世界各地で開催される過酷なオフロードレースに参加するチームや選手にタイヤサポートを行ない、その勝利を幾度も支えてきたが、このダカールラリー2022では、砂漠などの過酷な路面状況における走行で積み重ねてきたチームランドクルーザー・トヨタオートボデーの経験とTOYO TIREがこれまでレースサポートを通じて得たノウハウを投入して開発した「OPEN COUNTRY M/T-R」を供給し、9度目の市販車部門優勝をめざす同チームをサポートする。
チームランドクルーザー・トヨタオートボデーのドライバーである三浦氏は「OPEN COUNTRY M/T-Rのポテンシャルに期待を寄せています。タイヤのパフォーマンスと、ランドクルーザーのパフォーマンスが掛け合わされることにより、ダカールラリーの舞台でどんな走りができるか、私自身も楽しみです。ぜひご期待ください」と抱負を語った。
また、チームランドクルーザー・トヨタオートボデーの監督である角谷氏は、「TOYO TIRE様のラリーにかける熱意は、チームの勝利を後押しするものと確信しています。ダカールラリーを戦うことは容易ではありませんが、オフロードレースで実績のあるTOYO TIRE様がパートナーとしてチームの一員になることを心強く感じています」と、9連覇へ向けて意欲満々だ。
ダカールラリー2022は1月2~14日、中東のサウジアラビアにて開催予定。チームランドクルーザー・トヨタオートボデーの活躍に期待したい。