市販化前提とウワサされながらも音沙汰がなくなったモデルも存在
2)トヨタS-FR
2015年の東京モーターショーのトヨタブースに展示されたS-FRは、運転の楽しさを実感できるライトウェイトFRスポーツのエントリーモデルとして企画されたものとアナウンスされた。
翌2016年1月の東京オートサロンには、エアロパーツやワイドフェンダーで武装した「S-FR Racing Concept」も展示され、市販化へのカウントダウンは着実に近づいていると誰もが思っていたことだろう。
しかし、結局現時点で発売のアナウンスはおろか続報すらない状態となっており、事実上開発は凍結されたというのが大方の見方となってしまっている。
3)マツダRX-VISION
S-FRと同じく2015年の東京モーターショーに登場したのが、マツダのRX-VISIONだ。世界一美しいいFRスポーツのプロモーションを作りたいというコンセプトで生まれたモデルであり、実際に市販化を前提にしたモデルではないと当時から言われていた。
しかし、このモデルには次世代ロータリーエンジンである「SKYACTIV-R」が搭載されていると名言されており(実際のコンセプトカーに載っているかは定かではないが)、近い将来、次世代ロータリーエンジンを搭載したモデルが登場するのではないかと期待した人も多かったことだろう。
しかし、実際には今現在までロータリーエンジンを搭載した新型車は登場しておらず、ロータリーエンジンはレンジエクステンダーの発電用エンジンとして登場するという算段が強くなってしまっている。