モーターショーなどさまざまなイベントが中止に
かつてクルマ趣味といえば、カスタムした愛車でいろんなイベントへ出かけたり、モーターショーや博物館で貴重なクルマに触れたりと、外出することが基本となって成立していたものでした。でもこのコロナ禍ではそれが難しくなってしまい、とうとう今年の1月に開催予定だった東京オートサロン、秋に開催予定だった東京モーターショーは中止。モータースポーツも無観客で行わなければならないなど、なかなか外に出かけていくクルマ趣味は楽しむのが難しい状況となっています。
でも逆に、クルマ趣味には外出しなくても、実車に触れなくても楽しめるものがたくさんあるんです。今回は、今まであまり目を向けてこなかった人も多いかもしれませんが、こんな時だからこそ注目してほしいクルマ趣味たちをご紹介したいと思います。
1)ミニカー集め
まず1つ目は、幼児から大人まで誰でもできる、いちばん手軽なクルマ趣味とも言える「ミニカー集め」です。最近では日産GT-Rがマクドナルドのハッピーセットに付いてくるオモチャの「ひみつのオモチャ」に採用されて話題となりましたが、なかでもトミカのミニカーはもう子供だけのものではありません。手頃な価格のわりに精巧な作りで、ついついいろんな車種を揃えてみたくなる魅力があるのです。
しかも、ちょっとレアな車種だったりすると、数年後にオークションなどでプレミア価格がつくこともあり、なんと今まででは163万円というビックリ価格で落札されたこともあるんだとか! もちろん、そうしたレアモデルを購入するのは大変ですが、けっこう頻繁に発売されているので、まずは情報収集し、狙いを定めていざ購入と、その過程も楽しむのが大人のミニカー集めかもしれません。ディズニーのキャラクターやアニメとのコラボモデルなどもたくさんあるので、女性にもオススメのクルマ趣味です。
2)レゴ
次に2つ目は、手先の器用な人にぴったりのクルマ趣味といえば、プラモデル……ではなく、大人向けの「レゴ@乗り物」シリーズです。なんとなんと、子供の頃から親しんできたブロックを組み立てるオモチャのレゴから、魅力的なクルマたちを作り上げることができるのです。ボンドカーとしても人気のアストンマーティン DB5、ポルシェ911、ブガッティ・シロンにフェラーリ 488GTEまで! ランドローバー・ディフェンダーもあるし、最新作はランボルギーニ・シアンFKP 37です。
プラモデルと違って、組み立てる時にハサミや接着剤がいらないのがレゴのいいところ。でも、決して子供騙しではなく、たとえばランボルギーニなら、本物のランボルギーニのデザイナーたちがコラボして、細部にまでこだわったリアルな再現パーツで完成されています。ピースは3696ピースもあり、集中力や注意力が必要な分、完成した時の感動もひとしおとのこと。実際にガルウィングのドアが開くのはもちろん、V12エンジンを始動させたり、8速ギヤボックスの動きを眺めることもできるんだとか。これはワクワクしますね。