日本を代表するスーパースポーツとして君臨する
日産GT-Rと肩を並べる日本を代表するスーパースポーツであるホンダNSX。初代モデルは日産R32型スカイラインGT-Rが登場した翌年となる1990年に登場し、当時の国産スポーツカーとしては初めて1000万円を超えたことでも知られるモデルだ(登場時は800万円)。
欧州のスーパーカーと同じくエンジンを運転席後方に配置するミッドシップレイアウトを採用し、当時の市販車としては類を見ないオールアルミモノコックボディを奢ったことでも大きな話題となったことは今でも鮮明に覚えている人も多いのではないだろうか。
その後、1992年にはホンダのスポーツモデルとしては頂点に位置する「タイプR」が登場するなど、幾度となく進化を重ね、2005年まで生産が続けられた。
そして長きに渡る空白期間を経て、2017年に2代目となるNSXが登場。初代と同じくミッドシップレイアウトであることは共通ながら、V6 3.5リッターツインターボエンジンに3モーターをプラスしたスポーツハイブリッドモデルとなり、四輪を駆動させるSH-AWDを採用しての登場となった。
性能も海外のスーパーカーに勝るとも劣らないものになっていることは間違いないが、価格の面でも2370万円と海外のスーパーカーと肩を並べる額となり、庶民の手の届かないクルマとなってしまった感は否めない。