半導体不足による大幅納期遅延が台数に影響
4月末に一部改良を行ったアルファードは、その後ゴールデンウイークがあり、ディーラーの稼働日数が少ないこともあり、やや控え目な台数となっているが、販売現場では相変わらずイケイケ状態で、値引きも改良前同等の拡大傾向にあるので、6月以降の動向が非常に楽しみである。
4月23日に発売となった新型ホンダ ヴェゼルは4060台を販売して登録車のみで11位に入っている。ヴェゼルの月販目標台数は5000台なので、発売後初のフルカウント月となるのに、なんともふがいない数字となっている。しかし、納期を確認するとPLaYで1年後、そのほかで6カ月ということなっている。それなのに月販目標もクリアできない背景は、半導体供給問題が影響していることも大きいようだ。いままではそれほど問題となっていなかった、トヨタの販売現場でも、半導体問題が新車販売に及ぼす影響を話しあっているとのことなので、今後はさらにこの問題は新車販売に影響を与えていきそうである。
軽自動車も当然ながら、半導体問題が影響を与えており、いつもなら潤沢な在庫販売がメインとなり、登録車に比べて短納期がウリの軽自動車だが、すでに登録車並みの納期を要する車種も目立っている。こうなると、軽自動車は市中に届け出済み未使用中古車がかなり多く流通しているので、そちらに購入希望者が流れる傾向が目立っていきそうである。