多くの自治体で図柄入りナンバーにキャラクターを採用している
5)豊田
愛知県の豊田ナンバーには、現地のサッカーチームである名古屋グランパスエイトの公式キャラクター、グランパスくんファミリーが描かれている。その面子はグランパスくんとグランパコちゃん、グランパスくんJr.にグララとまさに一家総出での登場だ。
6)春日井
愛知県の春日井ナンバーのキャラクターは、春日井市出身と言われている能書家の小野道風をモチーフとした「道風(とうふう)くん」を左側に、右側には春日井市の特産品であるサボテンのキャラクターが描かれている。
7)福山
広島県福山市周辺をカバーする福山ナンバーには、広島県に本拠地を置くプロ野球球団、広島東洋カープのマスコットキャラクターである「カープ坊や」が描かれている。1975年の初登場以来、マイナーチェンジを重ねながら長きにわたってマスコットキャラクターの地位を守ってきたもので、現在のプロ野球団のマスコットキャラクターとしては最古参となっている。
8)山口
山口県の山口ナンバーには山口県PR本部長「ちょるる」をあしらったデザイン。名前は山口弁の会話の語尾に使われる「ちょる」をアレンジしたもので、頭は「山」、顔は「口」で、山口を表現している。本部長という肩書きではあるが、妖精という設定である。
9)愛媛
みかんの産地としても知られる愛媛ナンバーには、ミカンと犬をモチーフとした「みきゃん」が採用された。犬が採用されたのは、現地の方言である「〇〇やけん」を犬(けん)とかけていることや、愛媛県の形が走る犬の姿に似ていることが理由となっている。
10)熊本
熊本のご当地図柄入りナンバーには、知る人ぞ知るご当地キャラクター、くまモンが描かれている。くまモン本体は右側に半身だけ登場していると思いきや、よく見るとナンバー全体のシルエットがくまモンになっており、ゆるキャラグランプリ王者の風格タップリのデザインだ。
と、このように意外に数多くの自治体が図柄入りナンバーにキャラクターを採用している。ただ、ネットなどで「○○ナンバー」と検索するとサジェストに「ダサい」といったワードが出てくることも少なくない。せっかく寄付金を集めて装着するナンバーなのだから、「いくら払っても付けたい!」と思えるようなデザインにしていただきたいと思うのは筆者だけではないハズだろう。