この記事をまとめると
■昔はクルマのホーンを変更するカスタムが流行っていた
■なかでもエアホーンと呼ばれるものはいまほとんど見かけない
■まだ販売しているものの減少した理由について述べている
社外ホーンでも保安基準に適合するものもある
最近あまりやらなくなってきたのが、ホーンの交換だ。純正でも音色がよくなったことや規制があって大音量は許されないなど、いくつかの理由がある。もちろんまったくしなくなったわけでもなく、デンソーやボッシュ、ミツバといった純正部品のサプライヤーは今でも販売していたりする。また、ボッシュのラリーホーンなど、名品と呼ばれるシリーズもある。
そして、最近見かけないのがエアホーンだ。ホーンは一般的には電磁式が純正でもほとんどで、それとは違って小さなコンプレッサーで空気を作って鳴らすのがエアホーン。1990年代まではフェラーリが採用していたことから、フェラーリホーンとも呼ばれてドレスアップやカスタムの定番アイテムの時代もある。そのほか、エアホーンでも甲高い音のヤンキーホーンも人気だったし、ミュージックホーンと呼ばれる曲が奏でられる多連装のものもあった。これはゴッドファーザーのテーマがお馴染みで、ヤンチャなクルマが付けていたタイプだ。
現在もトラック用に作られていたりして、エアホーン自体は入手可能ではある。気になる車検はというと、イメージ的に通らないと思っている人は多いが、今一度、ホーンの保安基準を見てみると、主なポイントとしては「音の大きさは、自動車の前方7mの位置で測って112dB以下、87dB以上」となり、これはほとんどの社外ホーンでクリアできるだろう。