この記事をまとめると
■タイヤにはサイドウォールに黄色や赤の小さな丸い印のようなものがついている
■黄色の点は「軽点マーク」、赤い点は「ユニフォミティマーク」といわれるものだ
■この記事ではこれらの意味について解説している
タイヤをホイールに組み付ける際にバランスを保つための目印
新品タイヤはゴムがつやつやしていて美しいが、よく見るとサイドウォールに、黄色や赤の小さな丸いマーキングがついている。これは一体誰がなんのためにつけたのか?
これはタイヤメーカーがつけたマーキングで、黄色の点は「軽点マーク」、赤い点は「ユニフォミティマーク」といわれるもの。
タイヤメーカーは、高い技術力でできるだけ真円に近いタイヤ、均一性の高いタイヤを作ろうとしているが、カーカスを巻いて、コードを巻いて、その上にトレッドゴムを貼り付けて製造する関係上、どうしても多少のバラツキはできてしまう。
そこで、タイヤをホイールに組み付けるとき、より最適なバランスで組めるよう、タイヤ重量で一番軽くなっている部分には「軽点マーク」、タイヤの縦方向の一番硬い部分(外径が一番の大きい部分)に「ユニフォミティマーク」をつけて、目印にしているというわけ。
このマークを、どのように使うか説明しよう。