この記事をまとめると
■ドライバーがイヤがる同乗者の服装や行動を紹介
■金具の付いた服や色落ちするジーンズはNG
■ドアの開け閉めやドリンクの扱い、小物の置き場所などにも注意
乗り慣れていないと分からない「暗黙の了解」的なマナーも
自分でクルマを持っていたり、よく運転して誰かを乗せることがある人は、自然と車内や乗り降りで「されるとイヤなこと」というのはわきまえているものです。でも、自分で運転しない人はもちろん、あまり誰かのクルマに乗せてもらうこともない人は、なかなかそうした”暗黙の了解”的な乗車マナーはわからないですよね。今回は、無意識にやってしまいそうだけど、じつは相手がイヤがる同乗者の服装や行動をご紹介したいと思います。
1)服装
まず1つ目は、クルマに乗ることがわかっているなら避けたい服装について。チャックやスタッズなどの大きな金具、女性ならピンヒールや固いヘアアクセサリーなど。どれも、普通に乗り降りしているだけでも、大事なクルマのボディや内装を傷つけてしまう可能性があるからです。狭い駐車場でクルマとクルマの間を歩く際に、関係ない他人のクルマのボディにまで金具で傷をつけてしまったら大変。
ピンヒールは足を出し入れする際にサイドシルの樹脂部分に線状の傷を付けてしまったり、カーペットがケバケバになってしまうことも。本革シートなどもデリケートなので、お尻のところにスタッズが付いているデニムなども要注意です。また白いシートは洋服の色移りもしやすく、とくに雨の日のブルーデニムにも気をつけたいですね。もし、同乗者がそのような服装をしてきたら、ブランケットをそっとシートに敷いてあげるなど、ドライバーも配慮をするといいでしょう。
2)ドアの開け閉め
2番目はドアの開け閉めです。乗り慣れていない人は、力任せにバタンと閉めてしまいがち。開ける時も閉める時も、風の強い日には急にドアが持っていかれて隣りのクルマにドアパンチしてしまうこともありえます。勢いよく開けず、最初に10cmほど開けて様子を見てから、ゆっくり開けていくようにするといいですね。
また、降りる時にいきなり周囲の確認もせずにドアを開けてしまう人もいますが、通行人がいたり縁石やポールがあったりしたら大変です。ドライバーも、さっさと先に降りてしまうのではなく、同乗者がドアを開けようとしていたら一緒に周囲の確認をしてあげるようにしましょう。