「偉そうに見えないけどナメられない」絶妙なバランスが魅力!
今や顔つきに作り込まれたキャラクターが込められ過ぎていて、「高見せ」でも「格上げ」でも「盛っても」ない、日常的な足グルマって逆に選びづらいところ。全部がそうとはいわないまでも国産車の苦手ジャンルになりつつあるので、じつは解決策は輸入車にあったりする。というわけで非オラオラ系なのにナメられない存在感、それでいて所有して乗って走って、満足度の高い選択肢を、SUVとハッチバック、MPVそれぞれの車型で考えてみた。
1)ジープ・レネゲード
まず非オラオラ系SUVの筆頭は、ジープのエントリーモデルとして売れまくっているレネゲード。その人気の秘密は、一目見てジープと分かる骨太なデザインなのに1.3リッター直4ターボに全長4255㎜という、コンパクトで扱いやすいサイズ感、どことなくユーモラスで柔らかな雰囲気にある。
とはいえ丸目のフロントマスクとボクシーなボディラインはまごうかたなきジープ。「トレイルホーク」やPHEVモデルでは走破性重視の本格4×4も選べる一方、FFモデルなら車両価格300万円を切るモデルも揃う。パークアシスト機能やADASも充実しており、街乗り中心でキャンプはときどき、といった乗り方にも向く、じつは都会派SUVの一面を併せもつジープなのだ。