ステイタスは「漢字」のアリナシ! いま中国人が気にする「エンブレム」による階級意識 (1/2ページ)

漢字エンブレムで中国製か外国製かを判断できる

 中国では欧米や日系、韓国などの外資ブランドでは、販売車種の多くを現地合弁会社の工場で生産し販売するのが一般的。たとえばトヨタブランドでみると、中国国内で販売されているトヨタブランド車はアルファードとヴェルファイア以外のモデルは中国国内で生産されている。なお、レクサスブランド車はすべて日本生産モデルが中国で販売されている。

 同じブランドのラインアップのなかで、中国製造か中国以外の国で製造された輸入車なのかを一目で判断できるポイントがある。それは“漢字のバッジ”があるかないかである。たとえば、合弁会社のひとつである広州トヨタで生産されている、中国市場向けのC-HRのリヤには“広汽豊田(広州トヨタの意味)”というエンブレムがついている。

 また、もうひとつの合弁会社となる一汽トヨタで生産されるカローラセダンのリヤには、“一汽豊田”という漢字のエンブレムがついている。このような漢字プレートがあると、中国国内で生産されたモデルとなるのである。

 トヨタ以外では、日系ブランドの一例では日産ならば“東風日産”もしくは“鄭州日産”となり、インフィニティは“東風英菲尼迪(東風から後ろはインフィニティの当て字)”、ホンダは“東風本田”と“広汽本田”というバッジがリヤについていれば、中国現地生産モデルとなる。


小林敦志 ATSUSHI KOBAYASHI

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愛車
2019年式トヨタ・カローラ セダン S
趣味
乗りバス(路線バスに乗って小旅行すること)
好きな有名人
渡 哲也(団長)、石原裕次郎(課長) ※故人となりますがいまも大ファンです(西部警察の聖地巡りもひとりで楽しんでおります)

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