相変わらず「水平対向」なのになぜ消えた? 今なおスバリストを熱狂させる「ボクサーサウンド」の正体とは (1/2ページ)

この記事をまとめると

■ボクサーサウンドは2000年を少し超えたあたりで消えてしまった

■水平対向エンジンならではの排気音で「ドロドロ」といった野太い音が響く

■音の原因は排気干渉で不等長のエキマニが独特の音を生んでいた

特徴的な排気音はボクサーサウンドと呼ばれた

 今でもスバル車を語るときに出てくるのが「ボクサーサウンド」という言葉。雑誌のタイトルなどでも見かけるが、実際にボクサーサウンドが出ていたのは2000年を少し越えたころまでだから、すでに20年弱の時間が経っていることになる。つまり、免許を取った年齢として、実際にリアルタイムで聞いていたのはだいたい40歳以上ということになる。具体的にはインプレッサでは2代目の前中期まで。レガシィは3代目までがボクサーサウンドを奏でていた。

 聞いたことがない人に紹介しておくと、水平対向エンジンならではの排気音で、文字で表現するのはなかなか難しいが、ドロドロドロとか、ドドドドといった野太い音が響く感じ。アクセルを踏み込めばその感覚は短くなって、高揚感あふれるサウンドが鳴り響いた。

 このボクサーサウンド、他メーカーのクルマでは鳴っていないし、すでに紹介したように今ではスバル車からも消滅してしまっている。では、あの独特のサウンドはなんだったのだろうか。


近藤暁史 KONDO AKIHUMI

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フィアット500(ヌウォーバ)/フィアット・プント/その他、バイク6台
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レストア、鉄道模型(9mmナロー)、パンクロック観賞
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