いま「流行ってるっぽい」キャンピングカー! アウトドア「ガチ勢」じゃなくても楽しめる理由をオーナーが語る (2/2ページ)

有事の際や療養などでのシェルターとしての活用方法も!

3)キャンピングカーで滞在できる施設が増えた

 RVパークのようなキャンピングカーで滞在できる施設が増えていることも明るい話題です。所詮は、観光などの「目的」に対して、その拠点となる「手段」となるRVパークですが、なかには高級リゾートにあったり、パン屋や造り酒屋にあったりと、いろいろなタイプがあり、「行くだけでも楽しい」パークが増えていることも楽しみの一つになっています。

 キャンピングカーは「走る家」ですが、夜はどこかに泊まる(停まる)必要があり、安全・安心・快適な車中泊場所が必須となりますから、その問題を解決するRVパークのような施設が増えることは、キャンピングカーの普及を後押しすることにもなっています。

4)走るソーシャルディスタンスが評価されている

 コロナ禍の状況では、この原稿を書いている今も、多くの人々が自粛と我慢を強いられていますが、「どのようにキャンピングカーを利用したいか?」というアンケート結果でも、一位のレジャー54.7%に次いで、日常生活や病気療養の宿泊スペース16.6%が二位となっていることからも、キャンピングカーに対する期待が高いことが伺えます。

 ある方は「ステイホームと言われていますが、私の家はキャンピングカーなので、文字通り“ステイホーム”のままで、出かけます」とまでコメントしていました。私も、以前、インフルエンザに感染したときは、キャンピングカーに自主隔離して、その場を凌いだことがありました。

5)キャンピングカーは災害などの有事の際にも役立つ

 災害など、いざというときにもキャンピングカーは期待されています。コロナ禍でも苦しんでいる状況で、更に地震や豪雨などの災害が起こったときに、防災シェルターとしてのキャンピングカーが注目されています。これはアンケートでも、装備ベスト3は「電気」21.8%、「就寝スペース」21%、「空調装備」19.2%という結果になり、車内で快適に過ごすことが重視されているようです。

 今は、すべての生活シーンでスマホありきの時代なので、その充電が必須になっていますが、災害地ではキャンピングカーからの充電ボランティアなどもありました。私事ですが、私の場合、ボウサイはボウサイでも「防妻シェルター」として、たまに一人になりたいときなどは、キャンピングカーにステイホームして、寿命を延ばしています。

 以上、このように正に「食う寝る遊備」なのが、キャンピングカーで、今の時代にマッチしているとも言えるのではないでしょうか? 最後に、私見ですが、キャンピングカーの3つの定義をご紹介しましょう。

1.タイムマシン:これは未来過去に行くという意味ではなく、思い立ったが吉日、好きな時間に行けるという意味です。

2.どこでもドア:これは、道さえあれば、いろいろな環境のいろいろな場所に行けるという意味です。

3.モビルスーツ:これは、キャンピングカーがあれば一人でいるよりもパワーアップ! 大概のところで生活できるということです。今はレンタルキャンピングカーもあるので、是非、一度、体験してみては如何でしょうか?


新着情報