令和時代にも細々生き残っていた! 一世を風靡した「水中花シフトノブ」のいま (2/2ページ)

今でも手に入れることが可能!

 ただ、トラック用を見ると、中に花が入っていないただの透明樹脂タイプが多い。せいぜい泡をわざと入れたバブルタイプなどクリアで爽快なイメージが全面に出ていて、やはり水中花にすると昭和感が出過ぎるというのもあるのだろう。ちなみに水中花のシフトノブはもともと、アクリルフラワーノブと呼ばれていた。

 リアルな水中花シフトノブは、確かに昭和の遺産的なアイテムなのだが、当時モノのなかにはビンテージになっているものもあるほど。花だけでなく、日本人形や五重の塔、コンパスを入れたものや、配線をつなげて光るものもあって、小さなシフトのなかで独自の世界を作り上げているのが魅力となっている。

 また、造花ではなく、本物の花を封じ込めたものも。

 ジャンルもシフトから派生して、ホーンボタンやドアロックのノブなどもあったり、想像以上に幅広い。今でもボタン機能が頭の部分にないプリウス用にあるなど、まったく楽しめないわけでもない。ネットオークションなどではけっこう出品されているので、コレクションしてみるのもいいかもしれない。実際に装着するときは、ほとんどのものでシフトパターンが表示されていないので、別途シールなどでインパネなどに表示する必要があるので、あしからずだ。


近藤暁史 KONDO AKIHUMI

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レストア、鉄道模型(9mmナロー)、パンクロック観賞
好きな有名人
遠藤ミチロウ、岡江久美子

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