ハッキリいって大迷惑! パラ&オリンピック開催期間の「首都高値上げ」は庶民を苦しめる愚策 (2/2ページ)

ETCがないクルマは上乗せエリアも広い!

 一応、障害者手帳の保有者が運転・同乗する車両及び福祉関係車両は対象外とされているが、普通車、軽自動車、二輪の場合、ETCを付けていても、ナンバープレートが「緑地に白文字」または「黒地に黄色文字」の事業用車両と、ナンバープレートが「白地に緑文字」または「黄色地に黒文字」の車両のうち、 分類番号が「4∗∗」または「6∗∗」または「8∗∗」の車両以外は、1000円上乗せの対象となる。

 つまり、マイカーの乗用車はほとんどアウト!

 ETCのないクルマだと、普通車以下のすべてのクルマが対象で、しかも首都高全線(一部下り線を除く)が上乗せエリア(ETC車は都内区間のみ)。

 ただでさえ自粛続きで苦しんでいるなか、首都高を利用せざるを得ないユーザーは、なんでこんな負担を強いられるのか。(補償も雀の涙なのに、自動車税の通知だけは例年通り届いたし)

 IOC幹部は、「緊急事態でも五輪開催」と強気の姿勢を崩していないが、たとえ開催するにせよ、祝祭的雰囲気は望めない大会になるのは間違いない……。


藤田竜太 FUJITA RYUTA

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