クローバーマークと車椅子マークは意味が異なる!
3)四葉マーク=高齢運転者標識
従来の「もみじマーク」に代わって2011年2月に登場した高齢者ドライバーであることを知らせるマーク。表示は任意で、70歳以上で身体機能低下が運転に影響を及ぼすおそれがある人に「努力義務」として表示を促している。
表示義務はないが、表示しているドライバーに対しては、初心者マークのクルマと同じ配慮が求められ、守らない人は「初心運転者等保護義務違反」となる。罰則も同じだ。
4)クローバーマーク=身体障害者標識
肢体不自由であることを理由に、運転免許に条件を付されている人が表示するマーク。表示は任意で、努力義務となっている。
このクローバーマークが表示されているクルマにも、「側方に幅寄せをする」「前方に無理やり割り込む」のは厳禁。違反者は「初心運転者等保護義務違反」で罰せられる。
このクローバーマークに似ているものに、「車椅子マーク」があるが、「車椅子マーク」は障害者が乗車していることを表すもので、身体に障害がある人が運転しているとは限らない。
これら四つのマークに共通するのは、「側方に幅寄せをする」「前方に無理やり割り込む」が許されないこと。
「初心運転者“等”保護義務違反」とあるように、これらのマークの表示車(+仮免許練習中の表示も)にプレッシャーをかけたり、きわどい接近をするのは違反となる。
いずれも周囲が安全に通行できるように配慮する必要があるからこそ、これらの表示をしているわけなので、これらのマークを見かけたら、車間距離を広めにとって、心も広く優しく接するよう心がけよう。