自分の特性を知って客観的に自分の運転を見つめ直すのが大切
また、教習所などで行なう適性検査では、
・気持ちの変化が激しく、情緒不安定の傾向がある人
・極度に神経質な人
・自分を抑えることができない人
・せっかちな人
・他人の気持ちを察することができない人
・自分勝手な行動をとりやすい人
・自分の失敗を他人のせいにする人
・行動にムラのある人
が事故を起こしやすい人の共通点と指摘している。
こう見ると、せっかちな人ほど事故を起こしやすいようにも思えるが、一方でのんびり屋さんのマイペース型もけっこう危ない。
生まれながらの性格は、なかなか変えることはできないかもしれないが、交通事故を起こさないためには、まず自分の特性を知ることと、身心共に健康であることがなにより重要(寝不足や体調不良、心理的ストレスを抱えているときは、誰でも事故リスクは高まってしまう)。
そして、「朝三暮四」のサルのように、今の自分さえよければいいという考えは捨てて、目的地まで安全にたどり着くことを何より優先し、同時に周囲の流れをよく読んで、流れを乱さない運転を心がけよう。
ドライブレコーダーをつけている人ならば、ときどき撮影した動画をチェックして、自分の運転を客観的に見てみるのも役に立つはず。
「彼を知り己を知れば百戦殆からず」(孫子)。
繰り返し事故を起こさないためにも、己を知ることからはじめてほしい。