さりげないサポートで運転男子をトリコにする!
そうそう、ナビやETCがなかった時代のドライブデート経験者としては、地図の読める女子は最高のドライブパートナーだったのだが、今ではナビ装着率が高まり、あるいはスマホのナビアプリもあるから、助手席で地図を開くことはまずない。しかしだ、ETC慣れしている今、ドライブデートに最高の海沿いの有料道路では、まだまだETCが使えないことが多い(伊豆の135号線とか、九十九里有料道路など)。そんな料金所に差し掛かり、うっかり財布をバッグとともに後席に置いておいたりするとやっかい。
そこで、さりげなく手元のバッグから財布をサッと取り出す女子は、サポート女子そのもの。なかには「デート中、絶対にお金は使わない」という女子もいないではないのである。もちろん、そんな気遣いをさせないように、ドライブの行程、ETCが使えない料金所があることを事前に把握し、こちらで小銭を準備しておくことが基本ですけどね。
これは、ロングドライブの際だが、同乗女子がこちらの様子をしっかりと観察してくれているのもサポート女子の資質のひとつ。「眠そうだよ、次のサービスエリアで休憩したほうがいいよ」とか、免許保持者で運転経験のある女子であれば、「疲れているなら運転代わろうか」なんて気遣ってくれるようなら、サポート女子として100点満点である。ドライブ中、自分の世界に入っている女子だと(スマホばかりいじっているとか)、そうはならない……?
最後は、時代を問わない、同乗女子の鏡というべきサポートである。クルマ好きが、念願の新車を買って、初デートドライブ。そんなとき、同乗女子がクルマの話題にまったく触れてくれないのは寂しすぎる。「このクルマ、素敵だね」、「カッコいいね」「ボディカラーがきれいだね」に始まり、助手席から見える範囲のインパネまわりのデザインやシートのかけ心地、走行感覚、乗り心地、快適感などについていろいろと発言(または質問)してくれれば、こちらのテンションはアガりまくりになる。そう、興味、感動の共有である。
愛着あるクルマを褒めてくれるのは、やっぱり嬉しい。たとえば、新型ホンダ・ヴェゼルを手に入れたとして、TVCMの楽曲を書き下ろした藤井風や楽曲「きらり」についてまで言及してくれれば、こちらはもはや興奮、感動絶頂の域に達するかも知れない。非ドライブデートで、同乗女子が彼女じゃなくても大好きになってしまいそうではないか……。
ただし、あまりにも”サポート”が行き過ぎる女子は、ドライブデート百戦錬磨、助手席の達人かもしれないので、そこは注意が必要だ(下手なドライブデートはできない!?)。もちろん、サポート皆無の失礼千万、傍若無人な女子より100倍いいけれど。