18秒で開閉可能な新開発ソフトトップを採用
BMW AGは、プレミアムスポーツモデル「BMW M4」のバリエーションモデル「BMW M4カブリオレ」をドイツにて発表した。ドイツでの価格は、9万8500ユーロ(約1319万円/1ユーロ133円で換算)。
日本においても、セダンのM3とクーペのM4の新型モデルが発表されたばかりだが、ドイツにてオープンモデルが追加された。ラインアップは、高性能バージョンのコンペティションのみ、駆動方式も4WDとなるM xDriveのみとなる。
新開発のソフトトップは前モデルに対して約40%ほど軽量化。ラゲッジルームの容積は80リッター増加しているという。ルーフの開閉は約18秒以内に行える。エクステリアデザインは、クーペモデルのM4に準じている。特徴的な大型キドニーグリル、ブレーキ冷却用大型エアインレット、Mモデル専用の迫力ある4本出しエキゾーストなどは健在だ。
搭載するパワーユニットはMツインパワーターボテクノロジーを搭載する直6ツインターボ。最高出力は前モデルより60馬力向上させた510馬力、650Nmという最大トルクを発揮する。組み合わせるトランスミッションは8速Mステップトロニックで、M xDrive全輪駆動システムとアクティブMディファレンシャルで力強い走りを堪能することができる。M xDriveは4WD、4WDスポーツ、2WDの3つから選択可能で、ワインディングやサーキットなど、状況に合わせて選べるようになっている。
サスペンションは電子制御ショックアブソーバーを備えたアダプティブMシャーシを採用、ブレーキはMコンパウンドブレーキシステムが標準だが、Mカーボンセラミックブレーキをオプションとして用意する。
日本市場への投入はまだ発表されておらず未定。同じM xDrive仕様となるクーペのM4コンペティションは2021年秋より導入予定となっており、ぜひ同時期の日本市場導入を期待したいところだ。