WEB CARTOP | 独自の企画と情報でクルマを斬る自動車メディア

潰れてないし空気も入る! 「だから」危険な「スローパンクチャー」の恐怖 (2/2ページ)

潰れてないし空気も入る! 「だから」危険な「スローパンクチャー」の恐怖

素人判断せずにプロの点検を受けることが重要だ

 パンクというと、釘などの異物がタイヤに刺さって、一気に空気が抜けてしまうことと、と思っているかもしれないが、じつはタイヤの空気圧がゆっくりと抜けていく、いわゆるスローパンクチャーの方が、より発生率の高いトラブルと言われている。

 スローパンクチャーの原因は、非常に小さい異物が刺さっていたり、エアバルブのムシ(バルブコア)の寿命、不良だったり、タイヤの組み付け上の問題(ビートが上がりきっていないなど)やホイールのリムの変形、ホイールのクラックなど、色々あり、普通のパンクより気がつきにくいというのが大きな難点。

 もしも空気圧が低下したまま走り続けてしまうと、トレッドに近いサイドウォール部分に局部的なひずみが生じ、やがてタイヤの温度上昇を伴い、コードが円周状に切断されて、最ゴム部が帯状に剥離してくることもある。最悪のケースだとそのままバーストにもつながることもあり、スローパンクチャーのまま高速道路を走ったりするのは非常に危険だ。

画像ギャラリー

WRITERS

モバイルバージョンを終了