WLTCモードで70.2km走行可能! メルセデス・ベンツAクラスにPHEV「A250e」が登場

140km/hまでモーターのみで走行可能!

 メルセデス・ベンツ日本は、コンパクトハッチバック&セダン「Aクラス」に、プラグインハイブリッド仕様となる「A250e」「A250セダン」を追加。予約注文の受付をスタートさせた。

 新たに追加されたA250eは、最高出力160馬力、最大トルク250Nmを発生する1.4リッター直4ターボエンジンにモーターを組み合わせるプラグインハイブリッド車。フロア下には、15.6kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載している。140km/hまではモーターのみで走行することも可能だ。

 電気モーターのみでの走行は最大70.2kmとなっており、3.2kWまでの交流普通充電と、24kWまでの直流急速充電(CHAdeMO規格)に対応している。

 モーターパワーを最大限に活用できるよう、多彩なドライブモードも用意される。スタンダードなC(コンフォート)、電気モーターでの走行が優先されるECO(エコ)、最高のレスポンスでスポーティな走りを楽しめるS(スポーツ)、走行特性やステアリング特性を個別に設定できるI(インディビジュアル)、セーリングモードにより、140km/hまでモーターのみで走行させるEL(Electric)、バッテリーへの充電を目的としてハイブリッドモードで走行するBL(Battery Level)の6つから選択可能だ。

 なお、ELモードでは、ステアリング裏のパドルによって、エネルギー回収量を5段階で調整できる。走行状況に応じて自動で最適な回生量を調整するAutoをはじめ、好みの回生量に設定することでスムースな走りにも貢献する。Auto以外のモードは一番回生量の少ないD+から、D、D-、D–の4つ。D–では、走行中はブレーキペダルを操作しなくても減速させることができる。なお、完全停車の場合はブレーキペダルを踏む必要がある。

 また、ELモード時にこれ以上アクセルを踏むとエンジンが始動してしまうことを知らせる「インテリジェントアクセルペダル」も装備。プレッシャポイント機能により、モーター走行の限界点をアクセルペダルの抵抗を増すことで知らせてくれる。これにより、無駄なエネルギー消費を抑えることが可能になる。

 せっかくの充電機能をもつプラグインハイブリッド車だけに、戸建て住宅に済んでいるなら自宅でも充電したくなるもの。そこで、A250eを購入すると交流普通充電器本体を無償提供されるほか、設置にかかる費用負担軽減のため、10万円のサポートを受けられる。各モデルのメーカー希望小売価格(税込み)は、下記の通り。

A250e(受注生産モデル) 557万円
A250eセダン 567万円


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