ヘッドアップディスプレイの先駆け的なモデルも存在!
3)いすゞピアッツァ
サバンナRX-7よりも早くメーターナセルに多くのスイッチ類を配したモデルと言えば1981年に登場した、いすゞピアッツァである。
特徴的なデジタルメーターは一部グレードのみの装備だったが、ステアリングから手を離すことなく操作できるとうたわれたサテライトスイッチは全グレード共通で、その姿はまさにコックピット。そのスイッチ数は27個にも上り、左右対称のデザインにするためなのか、使用用途のない“予備スイッチ”まで備わっていたのだ。
4)日産シルビア(S13型)
80年代も後半になってくると先進性よりもスリークなデザインを重視したインパネが採用されることが増えてきた。88年に登場したS13型と呼ばれる5世代目のシルビアは見た目と相まってスリークなデザインといえるだろう。
しかし、オプションで用意されたハイブリッドメーターと呼ばれるメーターは、最近多くの車種に採用されるようになってきたヘッドアップディスプレイを備えたもので、フロントガラス右下にスピードメーターが投影されるものだった。この仕様のメーターになるとタコメーターが中心に来るデザインとなり、それもまた憧れたのである。