ファンはいたのに現実は厳しかった! 「法規制」の強化で「存続」できなかった名車7台 (2/2ページ)

環境性能だけでなく安全性能も高い水準が求められている

3)マツダRX-8

 NAのロータリーエンジンを搭載したRX-8は4人がちゃんと乗れる室内空間を確保しながら、ロータリーエンジンの気持ちよさやシャープながら安心感あるハンドリングを楽しめるなど、4ドアのスポーツカーという言葉がぴったりなモデルだった。

 しかしRX-8もロータリーエンジンの燃費の悪さや欧州の排ガス規制がクリアできないなど、法規が厳しくなるいっぽうの環境性能に対応できず、2012年に生産を終了した。

 RX-8は生産終了にあたりファイナルエディションとなるスピリットRを1000台限定で設定したが、反響の大きさに対応し、さらに1000台が追加生産された。

4)ホンダ・アクティ

 アクティはエンジンをミッドに搭載するなど、軽トラックのなかではスバル自社製時代のサンバーと並ぶユニークなモデルだった。

 しかしアクティはここ数年販売が低迷していたところにS660同様に自動ブレーキの義務化などへの対応も必要だったのだが、開発費と見込める販売台数の折り合いが付かず、最近絶版となった。アクティが通常の軽トラックとして復活するのは絶望的かもしれないが、EV化などでの復活を望みたいところだ。


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