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感謝されなくてもいい! 「超上級ドライバー」がコッソリやっている「気遣い運転」5つ (2/2ページ)

感謝されなくてもいい! 「超上級ドライバー」がコッソリやっている「気遣い運転」5つ

この記事をまとめると

■円滑な交通の流れを作るには、教習所で習ったこと以上の運転技術が必要になる

■この記事では上級ドライバーたちが自然と行っている周囲への気遣いを紹介したい

■5つの具体例とその効果について解説する

周囲がスムースに走れるために配慮するのがポイント!

 長年クルマの運転をしている人の多くは気づいていると思いますが、事故も渋滞もなく道路の流れがすべて円滑に運ぶ状況を作るためには、教習所で習ったことだけやっていてはとうてい足りないものですよね。ドライバーひとりひとりが、周囲のドライバーや歩行者、バイク、自転車などを思いやり、気持ちを汲んで、先まわりして対処することが欠かせないものです。

 しかもそうした気遣いは誰が教えてくれるものでもなく、ドライバーが長年の経験から会得したり、もともとの性格が心優しいために気配りが自然とできたりと、なかなか全員が同じようにできるわけはありません。そこで今回は、そうした振る舞いが素晴らしい超上級ドライバーたちが、感謝されなくても気づかれなくても、自然とやっている気遣いをご紹介したいと思います。

1)路駐車の脇を通るときにスペースを空ける

 1つ目は、クルマの通りが多い一般道でよく起こりがちで、渋滞や事故の原因にもなりやすい状況を、少しの気遣いでスムースな流れに変える気遣いとして、片側二車線の道路で右車線を走っているときに、左車線に路上駐車のクルマが見えたら、その車線を走っているクルマが右に膨らんで路上駐車を避けられるように、あえて速度を少し落としつつ、スペースを空けておいてあげる気遣いです。

 右車線を走っているクルマがなにも考えずに走っていると、左車線のクルマは路上駐車を避けることができず、一時停止を余儀なくされますね。そうすると、後続車も次々とブレーキを踏むことになり、それが後ろにどんどん伝染していって、渋滞の原因になってしまうこともあります。

 でも、右車線のドライバーが気を利かせてほんの少し、ブレーキランプが点灯しない程度に速度を調整して、スペースを空けておいてあげることで、どちらの車線のクルマもブレーキを踏むことなく、うまいこと路上駐車をかわしていけるというわけです。もちろん、悪いのは路上駐車をしているクルマなのですが、急病などやむを得ない場合もあるはず。文句を言うのではなく、どうすればみんながスムースに走り抜けることができるのか。それを考えて運転できるドライバーが、超上級ドライバーだと言えるでしょう。

2)他車が眩しくないように配慮する

 2つ目は、夜間に自分のクルマよりも小さかったり、運転席が低い位置にあるクルマが前を走っていたら、いつもより少し長めの車間距離をとって走り、信号待ちで停車中は、オートレベライザー付きのライトなら一番下向きに調整する。これも超上級ドライバーの気遣いです。皆さんも、真後ろに大きなトラックがいるときなどに、ルームミラーやサイドミラーにちょうどトラックのライトが反射してしまって、とても眩しいと感じた経験があるかもしれませんね。

 でもそれは、トラックが煽ってきているわけでも、嫌がらせをしているわけでもなく、普通に走っていてもそうなってしまう仕方のないことなのです。SUVやミニバンなどライトの位置が高めにあるクルマに乗っていると、小さな軽自動車やスポーツカーなどの後ろを普通に走っているだけでも、前を走るクルマのドライバーは眩しくて不快な思いをしている可能性が高いです。車間距離を長めにとって走るなどの対応によって防げることが多いので、トラブルを避けるためにも実践してみてほしいと思います。

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