派生車といえどデザインが謎! むりやり「セダン作っちゃいました」感が拭えないクルマ3選 (2/2ページ)

安価なコンパクトセダンも存在していた!

2)トヨタ・プラッツ

 それまでのターセル/コルサのセダンの実質的な後継車種として1999年にデビューしたプラッツは、ご存じのとおり初代ヴィッツをベースとしたコンパクトセダンだった。

 フロントマスクこそヴィッツとは異なるテイストが与えられていたが、左右ドアはヴィッツと同じものを使用しており、その結果かなりリヤ上がりのデザインとなってしまっている。

 ターセル/コルサ時代には存在しなかった1リッター仕様もラインアップされたことで、安価なコンパクトセダンとしてビジネスカーとしての需要はあったものの、ベースとなったヴィッツや、同じく派生車種であるファンカーゴに比べると地味な印象は拭えなかった。

3)スズキSX4セダン

 2006年にスズキとフィアットの共同開発で誕生したSX4(フィアット版はセディチ)は、通常の5ドアハッチバックのほか、SUVスタイルを持ったバージョンも用意され、コンパクトクロスオーバーSUVのはしりとも言えるモデルだった。

 そんなSX4デビューの1年後となる2007年に追加されたSX4セダンは、アクティブなハッチバックモデルに比べると非常に地味な印象で、年輩ユーザーをターゲットにしていることが一目でわかるもの。搭載エンジンもハッチバックに用意されていた2リッターはなく、1.5リッターのみとなっていた。

 結局、SX4セダンは人気車種になることは叶わず、多くが警察車両として納入されることになってしまった。


小鮒康一 KOBUNA KOICHI

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日産リーフ(2代目)/ユーノス ロードスター/マツダ・ロードスター(2代目) /ホンダS660/ホンダ・オデッセイ(初代)/ 日産パルサー(初代)
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長距離ドライブ
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