バリバリの「アメリカンSUV」なのに中身は「RAV4」だと! いま「光岡バディ」が売れるワケ (1/2ページ)

トヨタのRAV4をアメリカンSUV風に

 光岡のバディが大ヒットになっているのは、ご存じの方も多いだろう。その前のロックスター同様、大きな話題となり、欲しいと思っている人もけっこういるのではないだろうか。

 バディとは、トヨタのRAV4をベースにして、アメリカンSUV風に仕立てたもので、いつもの光岡流で誕生。お値段は470万円から590万円ぐらいで、諸経費を入れれば当然500万円は突破して、マックス700万円という立派な感じだ。ワンオフに近いとはいえ、ベースのRAV4から200万円高というからなかなかのものである。またこの予算があれば、本家のアメリカンSUVの中古が選び放題だったりするのに、それでも2021年の50台、2022年の150台は即完売。2023年以降は300台にするという盛況ぶりだ。その人気の秘密はどこにあるのだろうか?

 まずは気軽にアメリカンSUV的な雰囲気が楽しめるということだろう。デザインはほぼ1980年代から1990年代あたりのアメリカンSUVそのもので、クロムメッキを大量に使われている。サバーバンやタホ、ブレイザー的な感じで、2段になったヘッドライトはとくにそのままである。リヤまわりはブロンコのテイストもほんのりと漂ってくる。この時代のアメリカンSUVはプレミアムやクロスオーバーなんていう言葉が付かない、ピックアップトラックベースの素のSUVで無骨だ。


近藤暁史 KONDO AKIHUMI

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レストア、鉄道模型(9mmナロー)、パンクロック観賞
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