レースで一際目立つ「赤」をまとったモデルも存在
3)日産スカイラインRS(R30型)
1981年に6代目へとフルモデルチェンジを果たしたスカイライン。その登場から2カ月遅れで登場したのが、直列4気筒4バルブDOHCの FJ20E型エンジンを搭載した「RS」だった。そして83年2月には、FJ20E型エンジンにターボを組み合わせた「ターボRS」をリリース。
「史上最強のスカイライン」というキャッチコピーのとおり、圧倒的な動力性能で多くのファンを魅了したのだが、その立役者とも言えるのが、テレビドラマ「西部警察」に登場したマシンRSシリーズだろう。
赤黒2トーンのボディカラーに専用装備をプラスしたこの劇中車は、大人から子供まで、多くのユーザーを熱狂させたのである。
4)ミニクーパー(初代)
現在の軽自動車よりも小さいボディサイズで可愛らしいイメージながら、過去にはモンテカルロラリーを制するなど、コンペティションマシンという側面も持ち合わせているクラシックミニ。イギリスの名車ということもあって、ブリティッシュレーシンググリーンなども人気の車種ではあるが、やはり赤のイメージが強い車種ではないだろうか。
その理由のひとつとして挙げられるのは、やはりモンテカルロラリーで初優勝を飾ったときのワークスマシンのボディカラーだろう。それこそ赤いボディにホワイトのルーフを備えたものだったのだ。
ミニクーパーといえば、ボンネットに備わる2本のラインが知られるところだが、モンテカルロラリーで初優勝をした個体にはこのラインは入っていなかった。ちなみにこのラインは、ミニクーパーの生みの親であるジョン・クーパー氏が、自身のレースカーを容易に判別できるようにボディに入れたラインが由来と言われている。