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「上抜きor下抜き」「安いオイルはダメ」! 「エンジンオイル」で論争となる5つの「噂」の真偽とは (1/2ページ)

「上抜きor下抜き」「安いオイルはダメ」! 「エンジンオイル」で論争となる5つの「噂」の真偽とは

この記事をまとめると

■エンジンオイルに関するさまざまな風説の真意について解説

■価格の高い安いよりも交換サイクルを守って定期的に交換するのが重要

■上抜き下抜きにはどちらもメリット・デメリットがある

一番クルマにとって良くないのは交換しないことだ

 オイル交換というのは、メンテナンスフリー時代と言われる今でも、重要なポイントだ。怠ると寿命が短くなるだけでなく、不調の原因になったりする。また、ブランドや製品によって性能やフィーリングが異なるだけに、クルマ好きにとってはこだわる部分で、オイルマニアもいるほどだ。それだけに、様々な噂は風説があるのもまた事実で、今回はその真偽について考えてみた。

1)安いオイルをマメにor高いオイルを長くはドッチがいい?

 これが一番、聞く議論かもしれない。結論から言うと、安いオイルは初期性能も低いので、高いオイルを指示どおりに交換するのがベストだ。ただ財布への負担は大きいのは確かで、そこそこのものを定期的に交換するのが現実的だし、それで十分。

 最近は今ひとつな低性能オイルというのも減っていて、キチンとしたブランドのものなら問題はないだろう。究極的には安いオイルであったとしてもマメに替えるだけでもましで、一番よくないのはまったく替えないこと。不景気なこともあって、現在、交換を怠るオーナーがけっこういるのが現実でもある。

2)継ぎ足せばいい?

 これもじつはけっこうやっている人がいて驚くが、実際にエンジンを開けてみると、煮詰まった感じでスラッジが大量発生していたりする。ある程度は継ぎ足せばいい説の根拠として出てくるのが、ヨーロッパでは普通に行なわれているというものだが、日本と違って平均速度が高く、長い距離を一気に走ることも多い。

 高回転まで回すのも普通で、そうなるとオイルは減りやすく、点検して定期交換時期前なら足す、というのが正しいヨーロッパの現状。オーナーズマニュアルにも減る目安が明記されているほどだ。

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