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安全装備の「義務化」に遅れ気味! 欧州各国で標準化されるクルマのデイライトが日本では「二・三輪」のみ義務化である現状 (2/2ページ)

安全装備の「義務化」に遅れ気味! 欧州各国で標準化されるクルマのデイライトが日本では「二・三輪」のみ義務化である現状

日中でもライトを点灯させることで安全確保につながる

 クルマのヘッドライトについて、最近いろいろ変化がある。「なぜだろう?」と、思っている人が少なくないと思う。

 まずは、オートライト(自動点灯)についてだが、2020年4月新車での装着が義務化された。また、デイタイムランニングランプ(昼間走行灯)については、二輪自動車や三輪自動車での義務化された。これらは道路運送車両法の保安基準の一部法改正によるものだ。

 一方、欧州を主体とする輸入車では、すでにデイタイムランニングランプ(またはライト)を標準装備している。

 なぜならば、欧州の多くの国ではデイタイムランニングランプが義務化されているからだ。そのため、JAF(日本自動車連盟)やレンタカー会社では、欧州で旅行者が運転する場合の注意項目として、デイタイムランニングランプの必要性を冊子やネットの情報でユーザーに伝えている。

 では、なぜデイタイムランニングランプが必要なのか?

 それは、前述にように、法規制の対象は保安基準だからだ。つまり、接近車両の存在を明確にすることで自車の安全確保につながるという考え方だ。

 では、なぜ欧州車が先行して、デイタイムランニングランプをクルマで義務化していて、日本はこれをまずは二輪車・三輪車から導入したのか?

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