自動運転車両に気軽に乗ることができるチャンス
車両ベースは群馬にあるシンクトゥギャザーという会社が製造販売しているeCOM10というもので、各地の自動運転コミュニティバス用やシステムの実験、研究用としても活用されているモデルとなる。運行は長距離バスでお馴染みのWILLAR社が担当する。
低速電動コミュニティビークルとして開発されているので、最高速度は19km/hで、1回の充電で走れるのは約30km。速度は流れに乗るのには遅いが、この点も含めてデータ取り。約30kmというのも短いように感じるが、バッテリーはカートリッジ式なので交換すれば運行にも問題はない。
定員は22名で、シートは対面式。現在は池袋駅前とサンシャイン60などを中心とした各施設を結ぶふたつのルートで、10台が運行中。料金は大人が200円、子供などが100円で、1日乗車券もある。また、貸し切りも可能で、結婚式で使用されるなどしている。
また、グッズも販売されていたり、「IKEBUKURO RED」と呼ばれるオリジナルの真っ赤なボディの車両以外に、新幹線のように黄色い車両が1台だけあって、見ると幸運になるかも!? と話題に。じつは自動運転車両に気軽に乗ることができるチャンスは、あまりないだけに、そういった意味でも普通に運行されているIKE BUSは貴重な存在。換気などの対策もされているので、ぜひ乗って自動運転を体験してみてはいかがだろうか。