この記事をまとめると
◼︎ブレーキ関係のパーツは交換後すぐに派手に使うのは好ましくない
◼︎最初は起きがちな異音も乗っていると消えるので心配無用
◼︎サーキットで使用する際は最初から全開はNG
ブレーキのパッドやローター交換後は「当たり付け」が必要
普段あまり意識していないかもしれないが、ブレーキパッドやローターもじつは代表的な消耗品のひとつ。
新品のブレーキパッドの摩擦材の厚みは10mmぐらい。その厚みが半分以下になったらそろそろ交換。残2mmとなったらもう限界と思った方がいい。
ローターもパッドとの摩擦で削れていくので、ローターの縁に刻印されている使用限度厚に達したら交換するしかない。ソリッドディスクなら新品-1mm、ベンチレートッドディスクなら新品-2mmが交換目安だ。
そして、交換時期が来て、パッドやローターを交換した場合、パッドとローターが馴染んで、接触面にきれいにアタリがつくように、いわゆる「当たり付け」が必要。とくにパッドだけを交換したときは、新品パッドの表面はきれいでも、ローター表面が荒れたままになっているので重要だ。
とはいえ、「当たり付け」はけして難しいことではなく、急制動や長い下り坂での使用を避けながら、一般道で200kmほど優しく丁寧なブレーキングを行なえばOK。新しいブレーキのフィーリングや利き方を確かめながら、走るのがコツ。はじめは利きが悪かったり、鳴きや異音が出ることもあるが、当たりがつけば解消するはず。