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いきなり「普通に走る」のはNG! ブレーキ「パッド」や「ローター」交換後の正しい「慣らし」運転とは (2/2ページ)

いきなり「普通に走る」のはNG! ブレーキ「パッド」や「ローター」交換後の正しい「慣らし」運転とは

この記事をまとめると

◼︎ブレーキ関係のパーツは交換後すぐに派手に使うのは好ましくない

◼︎最初は起きがちな異音も乗っていると消えるので心配無用

◼︎サーキットで使用する際は最初から全開はNG

ブレーキのパッドやローター交換後は「当たり付け」が必要

 普段あまり意識していないかもしれないが、ブレーキパッドやローターもじつは代表的な消耗品のひとつ。

 新品のブレーキパッドの摩擦材の厚みは10mmぐらい。その厚みが半分以下になったらそろそろ交換。残2mmとなったらもう限界と思った方がいい。

 ローターもパッドとの摩擦で削れていくので、ローターの縁に刻印されている使用限度厚に達したら交換するしかない。ソリッドディスクなら新品-1mm、ベンチレートッドディスクなら新品-2mmが交換目安だ。

 そして、交換時期が来て、パッドやローターを交換した場合、パッドとローターが馴染んで、接触面にきれいにアタリがつくように、いわゆる「当たり付け」が必要。とくにパッドだけを交換したときは、新品パッドの表面はきれいでも、ローター表面が荒れたままになっているので重要だ。

 とはいえ、「当たり付け」はけして難しいことではなく、急制動や長い下り坂での使用を避けながら、一般道で200kmほど優しく丁寧なブレーキングを行なえばOK。新しいブレーキのフィーリングや利き方を確かめながら、走るのがコツ。はじめは利きが悪かったり、鳴きや異音が出ることもあるが、当たりがつけば解消するはず。

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