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クルマのUVカットガラスに潜む罠! 肌の大敵「紫外線」を防ぐ本当の対策とは (1/2ページ)

クルマのUVカットガラスに潜む罠! 肌の大敵「紫外線」を防ぐ本当の対策とは

この記事をまとめると

■現時点でメーカー純正採用される窓ガラスで100%UVカット効果のあるガラスはない

■スーパーUVカットガラスを採用するのはフロントガラスとフロントドアガラスのみ

■UVカット100%を実現して車検を通すことができるUVカットフィルムも存在する

メーカー純正では100%UVカット効果のガラスは存在しない

 シミ・ソバカスのない白い肌は、いつまでも失いたくないものですよね。これは女性だけでなく、最近は男性でも「日傘男子」などという言葉がでてくるくらい、紫外線対策に気を使う方が増えていると言います。

 そしていよいよ5月。じつは年間の紫外線量を月別に見てみると、5月〜8月はほぼ同量! ということは、「夏になったら日焼け止め塗ればいいよね〜」なんて悠長なことを言っていたら手遅れになるということです。これはドライブ中も気を抜いてはいけません。「私のクルマはUVカットガラスだから大丈夫」と安心しきっていませんか?

 あなたのクルマは、本当にすべての窓ガラスがUVカットでしょうか。そしてUVカット率がどれくらいあるか、知っていますか? ドライブ中にうっかり日焼けをしてしまう人のほとんどが、間違いだらけ・勘違いだらけの紫外線対策をしている人です。今回はそんな、勘違いしやすいポイントをご紹介したいと思います。

 最初に注意したいのは、現時点でメーカー純正で車両に採用されている窓ガラスでは、100%UVカット効果のあるガラスは存在しないということです。99%を謳うスーパーUVカットガラスというものもありますが、残念ながら1%でも紫外線を通してしまえば、日焼けはします。何らかの対策は必要なのです。また、UVカット率は高くても、IR(赤外線)カット率はどうでしょうか?

 肌の奥深くまで到達して肌にダメージを与えるというIRは、じつは紫外線より怖いとまで言われていますよね。これからクルマを購入するのであれば、UVカットだけでなくIRカット機能のついたガラスかどうかを確認することをオススメします。

 次に、クルマには窓がたくさんありますが、UVカットガラスがどこに使われているのか。これが大事です。「えっ、全部の窓がUVカットじゃないの?」と驚く方も多いと思いますが、そうなんです。クルマのカタログをじっくり見るとわかりますが、多くのクルマはフロントガラスとフロントドアガラスのみスーパーUVカット(99%)ガラス。

 ほかのドアはUVカットガラスか、クリアガラスを使っているのです。一般的なUVカットガラスのUVカット率は80%前後ということが多く、日焼け止めを塗っていなければ確実に紫外線が肌に到達していると思った方がいいでしょう。

 もし、カタログが手元になくて確認できないという方は、ガラスに「UV」「UVS」などの刻印があるかどうかを見てみましょう。フロントガラスには刻印がない場合が多いですが、約30年前にフィルムを挟んだ合わせガラスが義務化されており、そのフィルムには紫外線カット効果もあるのでそれほど心配することはありません。詳しく紫外線強度を知りたい場合は、紫外線が当たると色が変わり、その強さも色の濃さなどで教えてくれる「UVチェッカー」を使ってみるといいでしょう。100円ショップでも手に入ります。

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