手の届きやすい価格のハイパフォーマンスカーも!
3)ホンダ・レジェンド
平均相場285万円 最高出力382馬力/1万円当たり1.3馬力
コスパに優れるハイパフォーマンスカーというのは10年落ちとは限らない。先日、世界初の自動運転レベル3自動運行装置を搭載したことで話題となったホンダのフラッグシップ「レジェンド」の前期型(主に2015年式)は、かなり手の届きやすい平均相場となっている。
新車時700万円近かったレジェンドを半額以下の285万円で狙うことができるのだ。3.5リッターV6エンジンと前後合わせて3個のモーターを組み合わせた「スポーツハイブリッドSH-AWD」のシステム出力は382馬力、つまり1万円当たり1.3馬力と計算できる。最新モデルと比べるとフロントマスクこそ変わってしまっているが、ボディとしては現行型であり、この価格帯で入手できるのは本当にお買い得だ。
4)メルセデスAMG A45:平均相場300万円 最高出力360馬力 1万円当たり1.2馬力
最後に紹介するAMG A45(先代)も年式として新しいながら非常にコストパフォーマンスに優れたモデルだ。2013年に国内導入されたA45の心臓部は、4気筒エンジンとしては世界最高水準のハイパワーユニットである「M113」は高ブーストにより360馬力を発生。すなわちリッター当たり180馬力の強心臓である。
当然、駆動系は4WDとなり、そのパワーを余すことなく路面に伝えるという超ホットハッチだ。新車時価格は600万円オーバー、オプション次第では800万円にも届くというほど高価なAMGモデルだが、現在の平均相場は300万円程度と、庶民にも手の届きそうな価格帯となっている。1万円当たりの主力を得計算すると1.2馬力、なかなかコストパフォーマンスに優れた一台となっている。
ということで、4台の高コスパカーを紹介してきたが、実際に購入を検討するというのであれば注意してほしいのがランニングコストだ。いずれも、もともとは高価なクルマで修理に必要な部品代は中古車価格から想像するよりもずっと高く感じるだろう。そうそう壊れるとはいわないが、そのあたりの心構えだけははしておきたい。
またレクサスIS Fは年式的に新車登録から13年超となりつつある。いわゆる旧車増税の対象となってくる。4.5~6.0リッターの自動車税はそもそも年額8万8000円と高いが、重課税になると10万1200円と痺れる税額になってくる点にも留意したい。
※平均相場は編集部が独自に算出したものです。