ディーラー系と中古車専門店の２種類がある
年式や走行距離だけでなく、一台一台コンディションにバラツキがある中古車は、どこで購入するかがとっても重要。一口に中古車屋といってもいろいろあるが、大きくわけるとディーラー系と中古車専門店の二種類がある。
ディーラー系は、自動車メーカー系列の新車販売店の中古車部門。新車販売の際の下取り車、試乗車、展示車などを中古車として販売。素性がはっきりしているクルマが多く、メンテナンスも行き届いているクルマが多い。
また一定の基準や統一された点検項目を持っているので、ハズレを掴まされる可能性はほとんどない。その代わり、大小の街の中古車専門店に比べ価格設定が高い傾向がある。
そんなディーラー系の中古車店でクルマを探すのなら、「認定中古車」がおすすめ。認定中古車とは、簡単にいうとディーラーが点検整備を実施したうえ、長期の保証を付けて販売する中古車のこと。
たとえばトヨタの認定中古車の場合、プロの検査員が実施した車両検査証明書がついて、メーカー・年式を問わず、走行距離無制限のロング保証（基本1年、有償で最大3年まで延長可）つき。内外装のまるごとクリーニングも行なっている。ホンダの認定中古車 Uセレクトだと無償で1年、有料オプションで最長5年の保証が受けられる。
保証範囲は、エンジン、ブレーキ、サスペンション、エアコン、オーディオ、カーナビなどとかなり幅広く、ディーラー系の中古車店でクルマを買うのなら、このオプションを選ばない手はない（ボディ内外装部品・塗装・錆、消耗部品などは保証外）。前述のとおり、下取り車も販売しているので異なるメーカーや輸入車でも対象になる。（トヨタの場合）