名車をリスペクトしたジュリア最強モデル!
FCAジャパンは、アルファロメオの高性能スポーツセダン「ジュリア・クアドリフォリオ」をベースにしたスペシャルモデル「ジュリアGTA」および「ジュリアGTAm」を設定。5月9日(日)までの期間限定で、確定注文受付中だ。メーカー希望小売価格(税込み)は、ジュリアGTAが2064万円、ジュリアGTAmが2198万円。正規ディーラーにてオーダー受付後、アルファロメオ公式ウェブサイトに用意されるコンフィギュレーターにて仕様の詳細を決定し、10%の頭金を振り込むことが必要条件となる。なお、納車は2021年末以降となる予定。
アルファロメオファンには馴染みの深い、名車「ジュリア・スプリントGTA」に敬意を評したモデル。ジュリア・クアドリフォリオをベースに、軽量化と高出力化を実現している。GTAとはGran Turismo Alleggerita(グランツーリスモ・アレッジェリータ)の頭文字を取っており、荒れっジェリータはイタリア語で軽量化を意味している。GTAmの「m」は、モディファイドを意味し、2シーター化とロールバーを装着して本格的なサーキット走行も可能としている。
大幅な軽量化を実現するため、カーボンファイバー製のボンネットやルーフ、フロントバンパー、フロントフェンダー、リヤディフューザーを採用。さらに、GTAmではポリカーボネート樹脂製のサイド&リヤウインドウを採用したことで、さらなる軽量化を実現。ベース車に対してGTAは約50kg、GTAmは約100kg軽くなっている。
エアロダイナミクスは、F1にてアルファロメオとタッグを組む、ザウバーエンジニアリングのノウハウを投入。ザウバーが開発した、カーボンファイバー製のサイドスカートやリヤスポイラーで構成される「ザウバーエアロキット」を装着。軽量化はもちろん、エアロダイナミクスの最適化が図られている。ジュリアGTAmはさらに、専用カーボンフロントスプリッターやポリカーボネート製ブラックリヤウインドウ、大型カーボンスポイラーが与えられた。
アルミホイールはレーシングカーさながらのセンターロック方式を採用する20インチとなり、カーボンセラミックブレーキディスクなどサーキット由来のアイテムが備わる。両モデルともに、高速走行時の安定性を高めるため、前後50mmのワイドトレッド化を実施。サスペンションは専用スプリングやショックアブソーバー、ブッシュなど走りにこだわった仕様とし、車高もベース車より下げられている。
GTAのインテリアは、ベース車に準じている。ダッシュボードやヘッドライナー、ドアパネルやアームレストにはアルカンターラが用いられており、スポーティさと上質感を際立たせている。スパルコ製スポーツシートを採用し、GTAのロゴが刻まれる。
ジュリアGTAmはさらにリヤシートもレス仕様となり、ロールバーも装着されることでレーシーな雰囲気に。高いホールド性と軽量化を両立するカーボン一体成型のサベルト製スポーツシート&6点式シートベルトも標準装備となる。
パワートレインは、2.9リッターV6ツインターボに専用チューニングを施し、ベース車に対して30馬力アップの540馬力へ高められている。GTAmのパワーウェイトレシオは、2.81kg/psとなった。また、新設計のアクラポヴィッチ製チタンエキゾーストシステムを採用。官能的なサウンドにも注目したい。
前後には通常とは異なる黒一色のアルファロメオエンブレム、クアドリフォリオロゴととにも伝説の「アウトデルタ」ロゴ、そして110周年の記念ロゴを装着。アルファロメオファン必見の限定モデルに仕立てられている。