WEB CARTOP | 独自の企画と情報でクルマを斬る自動車メディア

プロの自動車カメラマンが伝授! 「スマホ」でひと味もふた味も違う「映える愛車」の撮り方とは (2/2ページ)

プロの自動車カメラマンが伝授! 「スマホ」でひと味もふた味も違う「映える愛車」の撮り方とは

スマホの「持ち方」も大切!

 すっかり春から初夏のような陽気な日々も多くなり、天気の良い日はどこか出かけたくなる、そんな季節が到来。景色が良い場所に行くと、愛車の撮影を入れて撮影したくなるのは、どのクルマに乗っているオーナーも共通だろう。そんな時にスマホでパシャ! と撮って、あとで見返すとなんかイマイチ……といったことも。

 そんな失敗やミスを起こさないよう、スマホで撮影するときに良い写真を撮るためのポイントを紹介しよう。

 まず前提として、筆者はiPhoneユーザーのため、スマホの操作やスクリーンショットなど、すべてiPhoneでの操作ということを念頭においていただきたい。

 まずは持ち方から。

 え? そんなこと? と思うかもしれないが、意外と忘れられているのが持ち方なのだ。スマホは普段『縦位置』で持つことが基本だろう。なので、そのまま撮ることも多いと思うが、縦位置のまま撮ると、出来上がる写真はもちろん縦位置だ。これを『横位置』にして持つ。クルマは普通に見ていれば横位置の物体だ。なので、カメラを横位置にした方が、すんなりフレームに収める事ができる。

 この時注意したいのが、レンズに指が掛からないようにして持つことだ。最近のスマホはレンズが3つも4つも付いている機種が多く、普通に撮っていれば問題ないが、ワイドにしたらじつは指がレンズにかかっていて、画面の中に指が映り込むなんてことも起きてしまう。レンズを塞がないように注意しよう。

 今回は駐車場に置いて愛車を撮影するというシチュエーション。日常はもちろんイベントやオフ会などでも良くあるパターンだ。クルマから少し離れた所から撮影しているのには理由がある。近くで撮るとワイドレンズで撮る事になり、車体が歪んでしまいカッコ良いスタイリングにならないからだ。わざと歪ませて面白い構図を狙うならアリだが、なるべくならそのクルマが持つスタイリングは活かして撮影したい。雑誌などでカメラマンが遠くから撮っているのにはそんな理由も含まれている。

 スマホを横向きにして1×で撮ると間延びしてしまうので少しズームを使う。今回は3×ズームくらいがちょうど良い感じだ。するとクルマもばっちり収まり背景の緑も映え、奥に写っていたビルも入らずスッキリとした印象だ。

 もちろん縦位置でも同じ事が言える。ズーミングをうまく利用しながら、写したいものと要らないもののバランスをうまく探していこう。

画像ギャラリー

WRITERS

モバイルバージョンを終了