異変を感じたらプロに見てもらうのが大切!
2)輸入車は別の方法
輸入車の場合は日本車のような形式ではなくて、パッドの中にセンサーが埋め込まれていて、減ってそのセンサーが表面に出ると警告灯が点くようになっている。ただ、社外のバッドだと、センサーが省かれていることもあるので、この際はマメな点検が必要になる。
3)ドラムブレーキは注意
ドラムブレーキは中にシューが入っているので、目視で点検はできないし、ディスクブレーキのように音が鳴って知らせるようにもなっていない。フロントに比べて、ドラムが用いられるリヤの磨耗は進行が遅いので、シビアに警告する必要がないという判断なのだろう。ちなみにシューが磨耗すると、ブレーキを踏んだときに金属同士が擦れるような音がする。
4)サイドブレーキの警告灯がチカチカと点く
知らない人も多いのが、サイドブレーキの警告灯の真ん中にある!マークの意味。サイドの戻し忘れを警告するためと思ってしまうが、ここはブレーキフルードの量を警告している。バッドやシューが減ると、それだけ配管の中のフルードの量が増えていく。
そうなるとリザーバータンク内のフルードの量も減って、あまりに減りすぎると警告灯が点くようになっている。減り始めのとき、曲がり角などで車体が揺れるのに合わせて点滅するのが特徴だ。
以上、クルマに関心がない人でも、なんかおかしいと気づかせるような仕組みになっている。もちろん車検や定期点検をしっかりとやるのがベストだが、とにかく異変を感じたら、プロの元へ。ここでケチるようならクルマを所有する資格はないと言っても過言ではない。