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今年は「車検」が安くなる! 強制の「自賠責保険料」が2年連続「下がった」ワケ (2/2ページ)

今年は「車検」が安くなる! 強制の「自賠責保険料」が2年連続「下がった」ワケ

2年前と比べて自賠責保険料は5820円も安くなっている

 何年も愛車を大事にしてきたユーザーで、2021年に継続車検を迎えるという人はラッキーだ。なぜなら、通常車検のタイミングで更新する自賠責保険の保険料が安くなっているからだ。

 では、継続車検の際に更新が必要な24か月契約の自賠責保険料(自家用乗用車)は、どのくらい安くなっているのだろうか。

■自家用乗用自動車自賠責保険料(24か月契約)

 2019年4月時点:2万5830円

 2020年4月時点:2万1550円

 2021年4月時点:2万0010円

 ご覧のように、2020年、2021年と連続して保険料が下がっている。2年前に車検を通したときに比べると、5820円も保険料は安くなっている。この金額を見て、家族で外食ができると考えるか、ガソリンが満タンにできると考えるかはそれぞれだろうが、いずれにしても無視できないほど自賠責保険は安くなっている。

 なぜ、自賠責保険料は下がっているのだろうか。

 自賠責保険は交通事故による死亡者や重傷者の補償を目的としたもので、強制保険とも呼ばれることがあるように、その加入は義務となっている。つまり加入者の意思で入る一般的な損害保険とは異なり、公的な保険という色合いが強い。

 そのため、ノーロス・ノープロフィットの原則といって自賠責保険では損害保険各社は儲けてはいけないことになっている。もちろん補償の支払いに保険料損失があっては保険が維持できないし、必要経費や人件費は考慮した上で、それ以上に儲けてはいけないという意味だ。

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