いまだに自動車メーカーに採用されているものもある
安全基準や保安基準が厳しくなった現在では、機能パーツを簡単に交換することはできなかったりする。また、クルマそのものの性能が上がったことで、機能やデザインのアップデートとして交換することも減ってきた。世界的に見ると、社外用品の老舗ブランドは多くあって、たとえばレカロシートは今でもスズキ・アルトワークスなどに純正装着されていて、疲労軽減の観点からトラック向けにも力を入れるなどしている。しかし、それ以外のブランドとなると、見かけなくなったものもある。今回はとくに憧れが強かった、イタリアンブランドが現在どうなっているのかを調べてみた。
1)ナルディ
ステアリングにはいくつかのブランドがあって、その代表格のひとつがナルディだ。1932年にナルディとダネーゼのふたりによって創業されたもので、一時はレース車両を作ってル・マンにも参戦したことがある。現在ももちろん存在していて、クラシックなどの定番モデルは旧車にも人気だ。
2)モモ
ナルディとステアリング二大巨頭と言っていいのがこちら。1964年にモレッティによって創業された。モモとはモレッティとモンツァサーキットの頭文字を組み合わせたものとなる。エアバッグ付きのモデルも用意していて、最近は減ってきたが自動車メーカーにも採用されている。
3)イタルボランテ
ボランテとはステアリングのことで、イタリア製ステアリングという意味となる。一時、ギャルソンとコラボしていたり、モモの傘下になったようだが、最近は新製品のリリースはなく、活動はしていないようである。そのほか、イタリア製ではパーソナルが人気だったが、こちらはナルディに吸収されている。