乗降性や日ごろ使う場所の使い勝手は要チェック!
5)乗り降りがしにくい
5つ目は、乗り降りがしにくいというガッカリポイント。以前は、助手席側のみがスライドドアになっているミニバンでよく起こっていたのですが、自宅の駐車場が狭くて、助手席側をびっちりと壁に寄せて停めなければならず、そうするとスライドドアがまったく使えなくなってしまうわけです。今でも、スライドドアは両側についていても、自動で開閉する機能(パワースライドドア)は助手席側にしか装備されない、というグレードもあるので、自宅の駐車場に停めたことを想定して、ちゃんと使えるのかどうか、事前にチェックすることをオススメします。
またヒンジドアの場合は、「こんなに大きく開きます」という文句につられたけれど、実際には相当広い駐車場でなければそこまでドアを大きく開ける機会はありませんよね。なので、だいたい60〜70度くらいのドア開口角度でも乗り降りしやすいかどうか、あえてチェックしておいたほうがいいでしょう。そして、長身の人は頭をぶつけにくいかどうか、小さな子供がいる場合は、チャイルドシートを装着したときにどうか、ということも想定してチェックしておきましょう。
6)ラゲッジの使い勝手
6つ目は、ラゲッジです。よく「ラゲッジ容量500リットル」なんて数値を聞くと思いますが、その大きさに惑わされると、実際に積みたい荷物があとちょっとのところで積めなかった、とガッカリすることになりがちです。ゴルフバッグやベビーカー、自転車や大きなスーツケースなど、クルマを買ったらこれは必ず積む、という荷物があるならば、やはり実際にそれが積めるかどうか、チェックしてから買うのがイチバン。フロアの高さ、後席を倒したときに段差ができるかどうか、左右に邪魔な出っ張りなどがあるかどうか、といったところをしっかりチェックしましょう。
また、小柄な人の場合はバックゲートの開閉操作も同時に確認を。最近は足の動作だけで自動開閉できる機能が搭載されているモデルも増えてきましたが、キーを携帯していないとその操作ができないので、やはり手動でのバックゲート開閉も使いやすいに越したことはありません。重すぎたり、手が届きにくいなど、チェックすることをオススメします。
7)買ってすぐに新型が発売される
7つ目は、買ってすぐに新型が出てしまった場合。これもガッカリですよね。フルモデルチェンジの場合は、メディアでも大きく取り上げるので、ちょっと情報収集すればいつごろに登場するのかわかると思いますが、わかりにくいのはマイナーチェンジや年次改良と呼ばれる、見た目にはあまり変わらないけど、中身は確実に良くなった、装備が充実した、というような場合です。
これが、自分が買ったモデルが納車されてわずか1カ月後に出たりすると、すごく悔しいものなんです。ディーラーのセールススタッフも、情報を持っていても現行車の在庫が余っている場合などは、聞かれなければあえて言わないこともありますので、とくに年度の変わり目などに購入する人は、念のため「年次改良が入ったりしませんよね?」と聞いてみるといいでしょう。
というわけで、買ってから後悔してしまったクルマのポイントをご紹介しました。実際に少なくない人たちが、こうしたポイントでガッカリしていますので、これから買う人たちはその涙を無駄にしないためにも、ぜひしっかりとチェックし、納得のいくクルマ選びをして欲しいと思います。