冷やかしの問い合わせを減らすことがひとつの狙い
中古車情報サイトなどを見ていると、出てくるのがASKや応談の文字。今に始まったものではなく、以前からあるが、旧車が高騰している昨今、よく見かけるようになってきた。そもそもASKや応談というのはなにかというと、前者は具体的な価格を出すことはできないから、気になる人は直接問い合わせて(ASK)くれれば、教えますということ。後者は、似たような感じだが、応相談の略だけに、問い合わせてもらったうえで最終的な価格は相談して決めましょうというのが本来の意味だ。
さらにこのような表現を使う理由としては、ショップがよく言うのは「ASKとなる車両の価格は高いので、興味本位の問い合わせをなくすため。本気の人だけ聞いてきてほしい」ということ。
応談も、聞けばすぐに価格が出てくることからもわかるように、すでに価格は決まっていることが多く、こちらもお客さんの本気度を見ていると思っていい。もちろん実際に、相談で決めることもあって、その場合は「熱意があれば安くしてあげる」ということもあれば、「仕上げ途中なので、予算を元にしてどういった仕様にするかを相談する」と、実務的なやり取りになることもある。