メルセデス・ベンツGLBに新グレードをふたつ追加! 本格オフロードSUVの魅力を高めた

どちらのエンジンもGLBの魅力を引き出すこと間違いなし

 メルセデス・ベンツ日本は、本格SUVとして誕生したGLBに追加グレードとなる「GLB180」および「GLB200d 4MATIC」を追加して予約注文を開始した。メーカー希望小売価格(税込み)は、GLA180が530万円、GLB200d 4MATICが553万円。

 GLBはGLAと同様に2020年に誕生し、Gクラスがもつ堅牢な究極のオフローダーとしてのDNAをを受け継ぎ、多くのユーザーのニーズに応えたモデル。日本の都市部でも走らせやすいボディサイズながら、高い悪路走破性と7人乗りの広い室内空間を兼ね備えた本格SUVだ。

 GLB180に搭載されるのは、GLA180と同様の1.4リッター直4ガソリンターボエンジン「M282」。電子制御ウエストゲートを搭載したターボチャージャーにより、フレキシブルな過給圧制御によって低負荷時における最適な過給圧設定が可能に。

 また、デルタ形シリンダーヘッドによって、幅や重さを小さくすることに成功。インテークマニホールドとエキゾーストマニホールドを半一体化としたことでコンパクト化を実現している。ダイムラーがもつ最大圧力250barの高圧インジェクションノズルを燃焼室中央に配置し、バルブへ燃料ジェットを当てることなく燃料を噴射可能となっている。さらに、吸気ダクトへヘルムホルツ共鳴器を採用し、触媒コンバーターには遮音シールを施したことでエンジンのノイズ低減にも力を注いでいる。

 もうひとつ、GLB200d 4MATICに搭載されるのは2リッター直4クリーンターボディーゼル「OM654q」。最高出力は150馬力、最大トルク320Nmという性能を発揮し、力強さと低振動かつ高い静粛性を両立させたエンジンだ。

 シリンダーピッチは90mm、シリンダー間厚みは8mmという全長がコンパクトに設計されたシリンダーブロックは、軽量化のためにアルミニウム製となっている。一方でピストンはスチール製とし、熱膨張率のことなる素材を採用したことで、40%以上も摩擦を低減させている。これはシリンダーウォールにスチールカーボン材を溶射コーティングしたNANOSLIDE(R)摩擦低減加工も大きく貢献。ターボチャージャーは可変タービンジオメトリーを採用し、低回転域から高回転域まで全域でトルクフルな加速を可能としている。

 駆動方式は四輪駆動の4MATICとなる。ダイナミックセレクトのスイッチ操作により、基本となる前後トルク配分比を変化させることが可能。「ECO/コンフォート」で80:20、「スポーツ」では70:30となり、オフロード走行時は四輪駆動クラッチがセンターディファレンシャルロックのように働くことで50:50に。どのモードでも路面状況に応じてトルク配分比変化させ、つねに最適な駆動力伝達が可能とした。

 また「オフロード」モードではトルク配分やABSマネジメントの最適化のほか、マルチビームLEDヘッドライトが車両直前部を広く明るく照らすように変化。障害物を発見しやすくなるという。GLB180とGLB200d 4MATICのメーカー希望小売価格(税込み)は、下記の通り。

GLB180 530万円
GLB200d 4MATIC 553万円


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