ガソリン価格は17週連続で値上がりしている
このところガソリンの価格が高い! 経済産業省が24日発表した22日時点のレギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均小売価格は、149円70銭で、17週連続で値上がりし続けている。
さらに先日、エジプトのスエズ運河で日本のコンテナ船が座礁し、スエズ運河の麻痺が長期化するとの懸念から、国際原油価格が再び4%以上急騰したというニュースも流れた。
こうなると、ちょっと離れていても、価格の安いガソリンスタンドまで足を伸ばしたくなることも……。
そうしたときに気になるのは、有人フルサービスのガソリンスタンドとセルフサービスのガソリンスタンドとの価格差。セルフのほうがリーズナブルなイメージはあるが、具体的にどのぐらい違うのかを調べてみた。
データは2021年3月第4週のレギュラーガソリンの価格だ。この週、全国平均は146.8円。そして各地のセルフとフルサービスの平均価格は下記の通り。
・千葉県 セルフ 141.3円 / フル 145.5円 差額 4.2円
・神奈川県 セルフ 144.2円 / フル 147.3円 差額 3.1円
・埼玉県 セルフ 141.8円 / フル 147.3円 差額 5.5円
・大阪府 セルフ 146.5円 / フル 149.7円 差額 3.2円
・北海道 セルフ 147.3円 / フル 150.2円 差額 2.9円
・福岡県 セルフ 144.4円 / フル 146.1円 差額 1.7円
ざっとこんな感じだが、意外に地域によって開きがあることがわかるだろう。
もちろん、フルサービスのスタンドでは、給油作業だけでなく、スタッフによる窓ふきや、ゴミの引き取り、簡単な点検などのサービスがあり、クルマに乗ったまま給油から支払いまで行えるというメリットもあるので、価格だけで比較するのが正解とはいえないが、そのサービス=付加価値が価格に見合うかどうかは検討してみてもいいはず。
そして自分の地域でのセルフ店とフルサービス店の価格差もときどきチェックして、上手に使い分けてみることをおすすめする。