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スムースな減速! 経済面でも有効! それでも「パドルシフトによる減速」をしないほうがいいケースとは (2/2ページ)

スムースな減速! 経済面でも有効! それでも「パドルシフトによる減速」をしないほうがいいケースとは

スムーズな減速から力強い減速まで簡単に行える

 クルマの走行機能装備のひとつにパドルシフトがある。付いていても、使ったことがない……なんていう一般ユーザーも少なくないかもしれないが、まずはパドルシフトの「誤解」について説明したい。

 パドルシフトはステアリング奥左右のスイッチで、一般的なクルマの場合、シフトダウン、シフトアップを行ってくれるものだ。また、三菱アウトランダーやマツダMX-30EVモデルといった電動車では、回生をコントロールするスイッチとしても使われている。しかし、F1マシンにも使われているパドルシフト=スポーティな走行をするためのアイテム……と思っている人もいるはず。

 が、それもそうだが、それだけではない。シフトダウン側のパドルシフトを引くことで、クルマは下手にブレーキを踏むよりスムースに減速。交通量の多い東京の首都高速などで、前車との車間をうまくコントロールした、スマートなドライブも可能になる。当然、同乗者のブレーキングによる揺すられ感も減少し、快適で、それこそクルマ酔いしにくくなったりもするのである。

 もちろん、力強い加速が必要なときにも、パドルシフトのシフトダウン側のスイッチが使えるし、より高いギヤで効率的かつ燃費のいい走りをするときには、右側のシフトアップ側のパドルを引けばいい。

 まぁ、それだけのことなら、なくてもまったく困らない。だからパドルシフト未装備のクルマも多いのである。

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